はじめに
現在Thinkpad X1 CarbonにUbuntuとWindows10をデュアルブート構成で使用していますが、起動時のGRUBの見た目が中々に味気ないため、テーマを適用して変更しました。この記事では、GRUBにVimixというテーマを適用する手順をまとめます。
適用するテーマ
以下は「Vimix」という名前のテーマです。画像もGitHubの公式リポジトリから引用しています。以降では、このテーマを適用するための手順をまとめます。とても簡単です。
なお、「Vimix」には上の画像以外の見た目も用意されており、インストール時に指定することができます。他の見た目については、以下の公式リポジトリに載っていますので見てみてください。
Vimix and StylishDark is a flat Design theme for Grub2
前提と環境
ここではUbuntuにインストールしました。他のLinuxディストーションでも対応していると思いますが、以降の作業はGRUBに対する変更となるのでバックアップを取得した上で自己責任で作業をお願いします。
- OS : Ubuntu18.04
- GRUB : 2.02
GRUBのバージョンを確認する
VimixはGRUB2用となるので、念の為にGRUBのバージョンを確認しておきます。以下のコマンドで確認できます。
$ grub-install --version
grub-install (GRUB) 2.02-2ubuntu8.13
バージョンが2.02
となっており問題ないことを確認できます。
Vimixをダウンロードしてインストールする
VimixはGitHubのリポジトリからクローンしてインストール用のスクリプトを実行するだけでインストールできます。まず以下で適当なディレクトリにクローンします。
~/$ git clone git@github.com:vinceliuice/grub2-themes.git
grub2-tehems
というディレクトリ名でクローンされているのでこのディレクトリに移動します。
~/$ cd grub2-themes
移動後、以下で インストール用のスクリプトをroot権限で実行します。
~/grub2-themes$ sudo ./install.sh
上記を実行すると、いくつかダウンロードが開始され、以下のように表示されれば完了です。
~/grub2-themes$ sudo ./install.sh
(...途中省略...)
* All done!
* At the next restart of your computer you will see your new Grub theme: 'stylish'</code>
あとは再起動してみると、公式リポジトリに記載されているような見た目が適用されています。
Vimixの違うテーマを使う
公式リポジトリにもあるようにVimixにはいくつかテーマが用意されています。他のテーマを使用したい場合は、インストール時にオプションを指定します。
例えば、Stylishというテーマにしたい場合は、以下のようにオプションで-s
をつけるだけです。
~/grub2-themes$ sudo ./install.sh -s
他にもTelaならば-t
、Slazeならば-l
を付けて選択可能です。
その他のテーマを探したい場合
この記事ではVimixというテーマを使用しましたが、以下のGnome Lookというサイトに色々なテーマが用意されていますので見て見てください。
Browse Latest | www.gnome-look.org
Browse Latest | www.gnome-look.org| A community for free and open source software and libre content
GRUBのテーマは、以下のようにGnome Lookの「GRUB Theme」という部分から色々なテーマを確認できます。ただし、このVimixのようにインストール用のスクリプトが用意されていて簡単にインストールできるものもあれば、少々作業が必要なものも多いので注意して見てみてください。
まとめ
Linuxを使っていてたまに残念に思うのが、その見た目の微妙さです。少しだけですが自分好みにしてその微妙さを取り除ければ嬉しいです。
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