MongoDB Atlasに登録して使うまでの手順

公開日:2019/12/11 更新日:2019/12/11
MongoDB Atlasに登録して使うまでの手順のサムネイル

はじめに

MongoDBはオープンソースのドキュメント指向のデータベースです。MongoDBはそれ自体をサーバーにインストールして使用することももちろん可能ですが、MongoDB Atlasという名前でDBaaS(DataBase as a Service)としても展開されています。の記事では、MongoDB Atlasに登録してDBを作成し使うまでの手順をまとめます。 MongoDB Atlasの公式サイトは以下になります。

www.mongodb.com

Move faster with a cloud MongoDB service. Built for agile teams who’d rather spend time building apps than managing databases. Available on AWS, Azure, and GCP.

MongoDB Atlasにログインしてプランを選択する

MongoDB Atlasのトップページにアクセスし、「Start free」をクリックします。

mongodb-start-free.png

「Start free」をクリックすると以下のようにアカウント作成用のフォームが表示されます。ここでメールアドレス、ユーザ名、パスワードを入力します。そして利用規約とプライバシーポリシー(terms of service、privacy policy)を読んだ上でチェックを入れて「Get started free」をクリックします。

signup-form.png

「Get started free」をクリックすると以下のようにログイン画面が表示されます。上記で入力したメールアドレスを入力して「Next」をクリックします。

login-form.png

続いてパスワードも聞かれるので入力して「Login」をクリックします。

password-for-login.png

ログインすると以下のようにプランの選択画面が表示されます。ここでは無料枠を使用するため、「Starter Clusters」の「Create a cluster」をクリックします。

select-free-cluster.png

続いて使用するクラウドサービスを選択します。ここではデフォルトのままでAWSを使用します。リージョンはASIAで「FREE TIER AVAILABLE」(無料枠選択可)ラベルが付いているシンガポールを選択します。

select-singapore-region.png

続いて同じ画面内にある「Cluster Tier」も以下のように無料である「M0 Sandbox」を選択します。デフォルトで選択されていると思います。

select-m0.png

あとはクラスタの名前を設定して「Create Cluster」をクリックします。「Additional Settings」のバックアップ機能は無料枠では使用できないため無視します。

create-cluster.png

クラスタが作成されると以下のようにダッシュボードが表示されます。

dashboard-atlas-edited.png

以降でいくつかの設定を行っていきます。

データベースに接続するユーザを作成する

MongoDB Atlasに接続するユーザを作成します。まず以下のように「Create your first database user」をクリックします。

dashboard-atlas-click-user.png

以下のようにガイドに従って「Database Access」→「ADD NEW USER」をクリックします。

create-user-access.png

「ADD NEW USER」をクリックするとユーザ名とパスワードの入力フォームが開くのでそれぞれ入力して「Add User」をクリックします。「User Privileges」は作成するユーザの権限であり、ここでは「Read and write to any database」を選択しています。これは全てのデータベースの読み書き権限を付与することになります。

input-username-and-password.png

「Add User」をクリックすると以下のようにユーザが追加されます。続いて「Whitelist your IP address」で作成したDBへのアクセスを許可するIPアドレス(ホワイトリスト)を設定していきます。

complete-user-create.png

ホワイトリストを設定する

前述したように「Whitelist your IP address」をクリックするか、以下のように「Clusters」の「connect」をクリックしてアクセスを許可するIPアドレス(ホワイトリスト)の設定をしていきます。

setting-connect.png

以下のように表示されるので「Add a Different IP Address」をクリックします。ちなみに、「Add Your Current IP Address」をクリックすると自身のPCのIPアドレスをホワイトリストに追加してくれます。

connect-form.png

以下のようにIPアドレスの入力欄が表示されるのでここでは「0.0.0.0/0」(いかなるIPアドレス)を入力し、「Add IP Address」をクリックします。ここではテスト用にいかなるIPアドレスからの接続も許可しますが、各自の状況に合わせて指定してください。

add-any-ip.png

以下のように表示されて完了です。

complete-white-ip-settings-edited.png

なお、ホワイトリストは以下のようにサイドメニューの「Network Access」から確認、新規追加、編集、削除できます。

check-your-network-access-edited.png

MongoDB Atlasに接続する

ホワイトリストを設定した後で、以下のように続けて「Choose a connection method」をクリックします。

choose-connection-method.png

以下のようにMongoDB Atlasに接続する方法として、3つの方法が表示されます。

connect-option.png

上記は上から順に以下の接続方法になります。

  • MongoDB Shell(コマンドラインツール)
  • 任意の言語のアプリから接続
  • MongoDB Compass(GUIツール)

例えばMongoDB Shellを使う場合は、上記画像内の「Connect with the Mongo Shell」をクリックすると以下のようにMongoDB Shellのインストール方法が表示されます。なお、Windows、macOS、Linuxの各ディストリビューションを選択してそれぞれのOSに対応した方法を表示してくれます。

mongodb-shell.png

また、Node.jsやRuby、PHPなど好きな言語で開発しているアプリ等から接続したい場合は、「Connect Your Application」をクリックします。すると以下のように言語を選択でき、さらに「Full Driver Example」に接続のためのコードが表示されます。

connect-from.png

なお、コード内のauは各自のパスワードに置換してください。多くの言語のコードが記載されているので各自使用する言語で確認してみてください。

サンプルデータをロードする

もしテスト用にサンプルデータをロードしたい場合は、以下のようにクラスタの「…」→「Load Sample Dataset」をクリックします。

menu-load-sample.png

以下のように確認ダイアログが表示されるので「Load Sample Dataset」をクリックします。なお、サンプルデータは350MBほどのようです。

confirm-load-sample.png

まとめ

MongoDB Atlasに登録して使ってみるまでの手順をまとめました。

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