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Ext4のみサポートだったLinux版Dropboxがzfs、xfs、eCryptFSをサポートするアップデート
Dropboxは、Linux用の公式クライアントが用意されている数少ないクラウドストレージサービスです。DropboxのLinux版クライアントは、zfs、xfs、btrfs、eCryptFSを元々サポートしていましたが、2018年後半にサポート対象から外されてExt4のみに対応していました。
しかし、今回公表されたバージョン(Beta Build 77.3.127)ではExt4に加えてzfs、xfs、btrfs、eCryptFSのサポートが再び追加されています。
以下がBeta Build 77.3.127で追加されている内容の一部です。公式ページからの引用となります。まだベータ版ですがいずれ以下の機能が追加されます。
- zfs(64bitシステムのみ)、eCryptFS、xfs(64bitシステムのみ)、btrfsサポートの追加
- 「スマートシンク」機能によって節約したディスク容量を「同期」タブに表示
他にもいくつか修正が含まれています。それら詳細は以下の公式ページに記載されています。
Thanks for using Dropbox! The desktop client is regularly updated with many improvements and fixes. Download Windows Standard Installer Offline Installer Mac OS X Standard Installer Offline Installer Linux x86_64 Offline Installer x86 OfflineInstaller Auto-updates: Everyone who chose “Incl…
なお今回追加のサポート対象となっているeCryptfsは、Ext4など既存のファイルシステム上にマウントできる暗号化ファイルシステムです。eCryptfsを使用することで、特別なパーティションを作成するようなことなく、現在使っている既存のファイルシステム上に保護されたファイルシステムを構築できます。以下の記事が大変参考になりました。興味のある方は見てみてください。
この記事では eCryptfs の基本的な使い方を説明します。プライベートな暗号化ディレクトリを $HOME ディレクトリに作成して機密ファイルや個人情報を保存する方法を解説していきます。
その他のzfs、xfs、btrfsについては以下の記事がそれぞれのメリットとデメリットをまとめており参考になりました。こちらも興味のある方は見てみてください。
Linuxファイルシステムをまとめてみました – Qiita
2014/8/14のファイルシステム動向をまとめてみました。
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