Google Apps ScriptからGoogle Tasks を操作する

公開日:2018/09/24 更新日:2018/09/24
Google Apps ScriptからGoogle Tasks を操作するのサムネイル

はじめに

Google TasksはGoogle製のToDoリストアプリです。他にあるWunderlistやTodoistなどに比べると機能面ではまだこれからという印象ですが、最近ではGmailやGoogle Driveとの連携機能が強化されており今後より便利になる可能性が高いです。また、すでにAPIも公開されておりGoogle Apps Scriptから操作できるため、GmailやGoogleスプレッドシートなどと連携したスクリプトも簡単に作成できます。ここでは、Goolge Apps ScriptからGoolge Tasksのタスクを操作するための準備と、実査にGoogle Apps Scriptから読み取ったり新しく追加したりする基本的なスクリプトをメモします。

できるようになること

Goolge Tasksに対して、以下の操作をGoogle Apps Scriptから実行できるようになります。なお、以降では、1つもしくはそれ以上の複数のタスクを含むリストのことを「タスクリスト」と呼んでいます。

  • 全てのタスクリスト一覧を取得する
  • タスクリストからタスク一覧を取得する
  • タスクリストに新しいタスクを追加する
  • タスクを新規追加する
  • タスクの完了、未完了状態を変更する
  • タスクを削除する

環境と前提

全てブラウザ上での作業になります。必要となるものはGoogleアカウントのみです。

手順概要

Goolge Apps ScriptからGoogle Tasks APIを使用するには、まずGoolge Tasks APIを有効化する必要があります。有効化した後、公式ドキュメントを参考にいくつかのスクリプトを紹介します。

Google Tasks APIを有効化する

Google Tasks APIは2018年9月時点ではデフォルトでは有効になっていません。そこでまず有効化する手順を説明します。有効化手順は以下の公式ドキュメントに従いました。

まず、適当にスクリプトエディタを開きます。Googleスプレッドシートを開いて「ツール」→「スクリプトエディタ」から開くか、もしくはGoogle Driveから直接Google Apps Scriptを開きます。 そして以下のようにスクリプトエディタのメニューの「リソース」の中に「Googleの拡張サービス...」というメニューがあるのでこれをクリックします。なお、以下の画像では適当なコードが入っていますが、以降の有効化のための作業においてコードが記述されている必要はありません。

2-manage-advanced-service.png

関連記事

開発アプリ

nanolog.app

毎日の小さな出来事をなんでも記録して、ログとして残すためのライフログアプリです。