ムームードメインで取得した独自ドメインをさくらインターネットで使うための手順

公開日:2019/08/31 更新日:2019/08/31
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はじめに

ムームードメインで取得した独自ドメインをさくらのVPSで使うために必要な設定を行ったのでその手順をまとめます。

前提と環境

この記事が前提としてる状況としては、さくらVPSでWebサイトを動かしており、そのWebサイトで使用する独自ドメインをムームードメインで取得しました。したがって前提は以下のようになります。

  • さくらインターネットで何かしらのサービスを利用していて会員登録済とします。
  • ムームードメインで独自ドメインを取得済とします。
  • この記事では、独自ドメインをexample.comを例として使います。

作業の流れ

作業としては、さくらインターネット側での作業とムームードメイン側での作業に別れます。

さくらインターネット側での作業

さくらインターネット側では、ドメインメニューのページで作業を行います。さくらインターネットのドメインメニューへの入り方は、以下の公式サイトを参考にして頂ければと思います。

help.sakura.ad.jp

弊社ネームサーバの登録依頼はルートネームサーバ(※)の登録情報をお客様の運用形態(以下A,B)に合わせた情報に変更後、ご依頼ください。

ちなみに、もしさくらのVPSを使っている場合は、以下のようにさくらのVPSのダッシュボードのメニュー内の「ネームサーバ登録」をクリックするとさくらインターネットのドメインメニューにアクセスできます。

0-click-nameserver-register-1.png

具体的には、以下のように「ネームサーバの利用申請」というページが表示され、ここから使用する独自ドメインの登録を行っていきます。このページへは、上記のさくらインターネットの公式ページにある手順でもアクセスできます。

1-register-name-server-for-vps.png 上記のページで、ムームードメインで取得した独自ドメイン(ここでは例としてexample.com)をページ下部の「ドメイン名」に入力して、「送信する」をクリックします。 「送信する」をクリックすると、以下のように「ゾーンの追加をおこないました」と表示されるので、「ドメインメニューへ」をクリックします。

2-zone-added.png

以下のように、取得済のドメイン名のリストに加えて、いま追加した独自ドメインが表示されるので、「ゾーン編集」をクリックします。

3-manage-zone.png

続いて以下のようなページが表示されるので、ここで「さくらインターネットのネームサーバに設定する(簡単設定)」の中にある「サーバのIPアドレス」に自分が使っているさくらVPSのIPアドレスを入力します。その後「送信する」ボタンをクリックします。

4-setup-servers-ip.png

以上でさくらインターネットのネームサーバにムームードメインで取得した独自ドメインの登録が完了し、DNSレコードが以下のように表示されます。

5-added-your-zone.png

上記のDNSレコードの中でns1.dns.ne.jpns2.dns.ne.jpが表示されていますが、これがさくらインターネットのネームサーバのドメインです。これら2つをムームードメイン側でも登録すれば全ての作業が完了します。

ムームードメイン側での作業

まずムームードメインのログインページからログインします。ログイン後、以下のように「コントロールパネル」ページが表示されますので、その左側メニュー内ににある「ドメイン操作」→「ネームサーバ設定変更」をクリックします。

1-setting-muumuu.png

以下のように、ムームードメインで取得済の独自ドメインが表示されるので、自分の独自ドメインの「ネームサーバ設定変更」をクリックします。

2-click-nameserver-change.png

あとは「GMOペパボ以外のネームサーバを使用する」にチェックをいれて、「ネームサーバ1」、「ネームサーバ2」にさくらインターネットのネームサーバであるns1.dns.ne.jpns2.dns.ne.jpをそれぞれ入力します。入力したら最後に「ネームサーバ設定変更」というボタンをクリックします。

3-click-another-service.png

以下のように「ネームサーバの設定を変更しました」と表示されて完了です。

finish.png

独自ドメインが正しくネームサーバに設定されたか確認する

自分の独自ドメインが正しくネームサーバに登録されたかどうかは、digコマンドで確認できます。正しく登録されている場合は、以下のような結果が返ってきます。

$ dig example.com

; <<>> DiG 9.11.3-1ubuntu1.8-Ubuntu <<>> example.com
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 15642
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1

;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 65494
;; QUESTION SECTION:
;example.com.                  IN      A

;; ANSWER SECTION:
example.com.           3600    IN      A       172.16.109.85

;; Query time: 18 msec
;; SERVER: 127.0.0.53#53(127.0.0.53)
;; WHEN: Sat Aug 30 11:38:23 JST 2019
;; MSG SIZE  rcvd: 57

上記の中の、以下の部分を確認すると、自分の独自ドメインと結びついているサーバのIPアドレスを確認できます。このIPアドレスが自分のVPSなどのサーバIPアドレスと一致していれば正常に登録され反映されています。

;; ANSWER SECTION:
example.com.           3600    IN      A       172.16.109.85

もしIPアドレスだけさっと確認したい場合は、以下のように+shortオプションを使用するとその他の情報を省略してくれます。

$ dig example.com +short
172.16.109.85

まとめ

独自ドメインを取得した会社とサーバを運営している会社が異なると大変なイメージがあるかもしれませんが、全くそのようなことはなく順番に作業すれば簡単です。

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