コマンド一発で動画をGIF画像に変換できるffmpegの使い方メモ

公開日:2018/10/31 更新日:2018/10/31
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はじめに

ffmpegを使うと大量の動画をGIF画像に一括変換できたり、また細かく指定して変換でき便利です。この記事ではffmpegを使って動画をGIF画像に変換する上で良く使うオプションなどをまとめます。

前提

以降では、Ubuntuでの作業を前提としています。ただし、Ubuntu限定の説明となるのは、ffmepgのインストール部分だけで、それ以降の使い方については他のOSでも同じになります。

ffmpegのインストール

Ubuntuでは以下のコマンドでインストール可能です。

$ sudo apt install ffmpeg

動画をGIFに変換するためのffmpegの使い方

基本的な変換

以下のコマンドが基本になります。input.MP4output.gifに変換されます。オプションiがソース、変換元となる動画のパスを指定しています。

ffmpeg -i input.MP4 output.gif

動画の指定して区間のみを変換する

動画の一部を指定していGIFに変換することもできます。変換対象とする区間の開始地点(秒)を指定するためのオプションssと切り出す秒数を指定するtオプションを使用します。以下の場合は、input.MP4の5秒目から10秒間を切り出し、その区間のみをoutput.gifとしてGIF画像に変換しています。

ffmpeg -ss 0:05 -i input.MP4 -t 10 output.gif
メモ

オプション ss について

ssオプションは、ソースの指定オプションであるiの前に置く必要があります。

サイズを指定して変換する

GIF画像のサイズを指定して変換できます。以下の場合は、input.MP4を横320px、縦640pxにリサイズしてoutput.gifとしてGIF画像に変換しています。

ffmpeg -i input.MP4 -s 320x640 output.gif

フレームレートを指定して変換する

フレームレートを指定して変換できます。以下の場合は、フレームレートを15(1秒間のフレーム数が15)に指定してinput.MP4output.gifとしてGIF画像に変換しています。

ffmpeg -i input.MP4 -r 15 output.gif

全てのオプションを組み合わせて変換する

上記に載せた全てのオプションを組み合わせて一発で変換することももちろんできます。

ffmpeg -ss 0:05 -i input.MP4 -t 10 -r 15 -s 320x640 output.gif

参考サイト

ffmpegは非常に多くのオプションがあり、色々なサイトを参考にさせて頂きました。以下に参考になったサイトをメモしておきます。動画をGIFに変換する上で、下記の参考サイトの情報があれば大体のことはできると思います。それぞれ大変参考になりました。 FFmpegことはじめ - Qiita FFmpegで動画をGIFに変換 - Qiita ffmpegでよくつかうやつ - Qiita

まとめ

忘れたころに何かと使うことが多いのでまとめておきました。また他に使用するオプションが出てきたら追記していきます。

開発アプリ

nanolog.app

毎日の小さな出来事をなんでも記録して、ログとして残すためのライフログアプリです。