Windows10でSharpKeysを使って英字配列キーボードのキーマップを変更する

公開日:2018/05/27 更新日:2018/05/27
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はじめに

MacからWindows10にして慣れが必要だったことの1つがキーマップの違いです。特にMacの時はスペースキー左隣りにあるcommandキーを酷使していたため、それと同じようにWindows10でも使えないのは嫌でした。ただ、調べてみてると、Windows10のキーマップを好みに変更できるSharpKeysというソフトウェアがあり、これを使ってみたところそれなりにMacと同じようなキーマップを実現できたのでその過程をメモします。

前提とSharpKeysについて

Windows10でキーマップを変更しようとすると、レジストリの編集が必要になりますが、自分自身で直接レジストリを修正するのはなかなか勇気がいる上、リスクも伴います。 そこで調べたところ、キーマップ変更のためのレジストリ変更を行ってくれるソフトウェアを見つけました。それがSharpKeysです。 なお、やっていること自体はレジストリ編集に変わりはないので、自己責任で行ってください。 また、ここでの作業は英字配列キーボードでの話になります。ちなみに端末はThinkpad X1 Carbonです。 私はSharpKeysでキーマップを変更して2週間ほど立ちますが、いまのところ問題は起きず使えています。

SharpKeysのインストール

SharpKeysはGitHub上にあり、以下の公式リポジトリに説明がのっています randyrants/sharpkeys - GitHub

最新のインストーラもGitHub上にあるので以下のリンクからダウンロードして起動します。 2018年5月27日時点ですと、最新版はsharpkeys36.msiでした。 release - GitHub

sharpkeys36.msiを起動します。

1-sharpkeys.png

次にインストール先と全ユーザ使えるようにするか、自分だけにするかを指定します。以下ではサインイン中の自分だけにしています。

2-forwho.png

インストール前の確認が出るので、Nextをクリックして進みます。

3-ready.png

一瞬でインストール完了し、以下のように表示されます。Closeで閉じます。

4-finishinstall.png

以上でインストール完了です。

SharpKeysの使い方

ここでは、左Altと左Ctrlの位置を互いに入れ替える設定を行います。 まずSharpKeysを起動します。デスクトップにショートカットなどは作成されていないと思うので、CortanaなどからSharpKeysと検索して表示されたアイコンをクリックすれば起動できます。起動すると以下のようにWelcomeとWindows2000以降を使うこと、自己責任で使用すること、といった注意事項表示されます。OKをクリックして進みます。

5-welcome.png

すると以下のような画面が表示されるので、ここで左下にあるAddをクリックします。

6-startdisp-1024x756.png

ここでどのキーをどのキーに再割当するかを登録していきます。具体的には、まず以下のように左側に現在のキーを選択し、そして右側に割当したいキーを選択します。 以下の場合は、左Ctrl( 画像内のSpecial: Left Ctrl (00_1D) )を 左Alt ( 画像内のSpecial: Left Alt (00_38) )に再割当しています。合っていることを確認して、OKをクリックします。

7-add.png

なお、上記では左Ctrlを左Altに割当ただけで、左Altはなくなっている状態なので同じ手順で左Altを左Ctrlに割当てます。 以下のように、左側で左Alt ( 画像内のSpecial: Left Alt (00_38) )を指定し、右側で左Ctrl( 画像内のSpecial: Left Ctrl (00_1D) )を指定しています。これでOKをクリックします。

8-add2.png

ここまでの作業が完了すると、以下のように追加された再割当が表示されています。この時点ではまだ有効になっていませんので、間違いがないことを確認した上で以下画面内のWrite to Registryをクリックします。

9-final-1024x756.png

すると以下のように正常に再割当てが完了した旨の内容が表示されます。再割当ての設定自体は、サインアウトしてサインインしなおすか、もしくは再起動後に反映されます。

10-success.png

以上で完了です。

まとめ

キーマップは作業効率に影響する部分かと思うので、何かしらのキーマップを変更したい方はSharpKeysは便利だと思います。ただし、レジストリ編集を行っていることに変わりはないので、細心の注意を払って自己責任で作業するようお願いします。

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